遮光生地で高級感UP 世田谷区O様邸
~~ 今回は当店のスタッフの姉のお宅を施工してきましたのでご紹介します ~~
戸建ては窓がたくさんありますが、メインはやはりマンションと同じでリビングの窓。
お客様である姉は、ショールームに吊ってあるカーテンをいくつか見たあと、
迷わずイギリス製のピンクベージュの生地を選びました。
イギリス製のこの生地は、ゴールドの糸で美しいラインが走っていて
空気をふんわりはらんでいます。
国産ではなかなか無い柄ゆきとお色です。
スタイルを決めるときに、
「なんとなく気恥ずかしいので、真ん中の窓は装飾レールにして上飾りはつけない」
と言っていたのですが、
隣り合うシェードの生地のたまりとのバランスを考慮して、
上飾りをお付けしたスタイルをお勧めしました。
こちらがバランスをお付けしたアフター写真です。 ↓ ↓ ↓
生地の柄ゆきに沿ったラインが優雅です。
バランス(上飾り)は格がぐんと上がります。
吊元が見えないので、それだけでも上品な印象になります。
こちらの生地は裏地なしでお付けになる方も多くいらっしゃるのですが、
姉にこだわりがあり、裏地をつけて縫製いたしました。
裏地は、生地が透けないことはもちろんのこと、重みも増すので
高級感が出てきます。
こちらのカーテンの裏地はカーテン生地と似てる色合いにさせていただき
オレンジがかったブラウンにしましたが、
裏地もお好きな色をお選びいただけますので、
風水で選んだり、表生地とはガラッと変えたお色を選んでも面白いです。
イギリスでは、裏地をつけるのがスタンダード縫製だそうです。
裏地をつけることで、
◇ドレープ性が上がって美しいラインになる
◇生地の重厚感が増す
◇保温性がアップ
◇生地のもちが良くなる
初期費用はちょっと上がってしまいますが、
見た目の良さはもちろんのこと、機能面でも良いので
裏地をお付けするのを、本当にお勧めします。
キッチンに面した窓は、頻繁な通り道になるので、同じ生地でお作りした
ダブルシェードは枠内にお付けしてすっきりとさせています。
キッチンの後ろの窓は、閉めていればウィンドートリートメントは
必要ないかも、という細長の窓なのですが、
開けると、向かいのお宅からの視線に入りそう…ということで、
機能的なブラインドをチョイスしました。
1階の主寝室です。
オランダ製のこの生地は、ベースとなる生地に縦にベージュ~ブルーグレーの
グラデーションになっていて、緻密なダマスク柄の刺繍が施されています。
小窓の方にシャッターが無いので、裏地にダークブラウンの遮光生地をお付けしました。
表生地のお色目は全体に淡いベージュなのですが、裏にちょっと違う色をつけると
面白い、というオーナーのアドバイスがあり、決定しました。
着物の長襦袢や羽織の裏にちょっと遊び心を入れるような感覚ですね。
普段は見えないけれど、ちらっとのぞく…日本にもある「粋」
カーテンも奥が深いと思う瞬間でした。
玄関~階段までに、ガレージをL字に囲むように2窓ありますが、
こちらも、玄関側は窓を大きく見せるように正面づけに、↓ ↓ ↓
通路となる階段下の窓の方は、同じハナリですが、
頻繁な通り道となることを考慮して枠内にお取付しました。
階段部分は、お任せいただけるとのことで
ボーダーの生地にタックをとってボリュームを出したスタイルにしています。
トイレの窓は細めの窓でしたが
オーナーが生地とスタイルを考えてこんなかわいい小窓になりました。
もう一つのトイレの窓は更に細身の窓でしたが
何もないと殺風景な感じになるので考えてもらったのが、これ ↓ ↓
レース貼り付けのスタイルですが、縦ストライプに柄が入っている生地が生きています。
3階の男の子の部屋です。
南側が掃出し、西側は小窓です。
本人の希望で濃紺の遮光生地をチョイス。
メカのお色は建具に合わせてダークブラウンにしました。シック!
夜は遮光のロールスクリーンが両窓見えた方がすっきりするから、ということで
枠内にレースをお入れしました。
横ボーダーのきりっとしたレースです。
丈も枠内ちょうどで納めて、ひらひらしないので、ロールスクリーンをすっと下ろせます。
「舶来物のカーテンは初めて」というお義兄さん。
お使いいただくうちに、今までのカーテンよりずっとずっと愛着が湧いてくると思います。
当初の予定より、ご予算はかなりオーバーしてしまいましたが、
ご満足いただけたようで安心しました。